アイドルグループ新曲発売プロモーション

テレビプロデューサー佐久間宣行プロデュース 8人組アイドルグループ・ラフラフによる2025年夏の新曲「夏の覚悟を今決めろ!」
本プロジェクトでは、夏の王道路線に挑んだ新曲「夏の覚悟を今決めろ!」を題材に、R-1グランプリ王者の作詞起用というニュース性を出発点に据え、初披露からリリース、MV、リリースイベント、そしてフリーライブでの発表へと一連のストーリーを設計しました。単発の話題化に留まらず、ファンとの接触頻度を最大化しながら、秋冬のアルバム・全国ツアーに向けた熱量を持続的に橋渡しした事例です。


背景・課題・目的

アイドル市場の夏曲は毎年競合がひしめき、単純なリリース告知では埋もれてしまうリスクがありました。
そこで本プロジェクトでは以下を目的に設計しました。

  • 新規層への認知獲得:ニュースバリューのあるコラボで、既存のアイドルファン以外、例えばお笑い好き層へ広く認知を拡大。
  • 接触頻度の最大化:リリース前から接点を複数回用意。リリースイベントやMV発表、ショート動画での楽曲使用にて継続的に楽曲に触れる機会を設計。
  • ファンによる活発な支援:ファンによるTikTok、YouTubeでの楽曲使用や、ライブ映像の投稿(チッケム)を促進するべく、投稿キャンペーンを実施。

タイムライン

  • 2025年5月18日:主催イベントにて新曲を初披露し、R-1チャンピオンによる作詞という話題性を交えた話題化を先行演出。
  • 2025年6月〜8月: 全国主要都市にて、ミニライブと特典会を組み合わせたリリースイベントを複数回実施。チッケム動画投稿キャンペーンや、ダンスプラクティス動画を公開し、UGCを促進。
  • 2025年7月12日:楽曲配信開始と同時にMVを公開。MV公開はSHOWROOMでの同時視聴配信イベントとしてコンテンツ化。
  • 2025年7月中旬: YouTubeにて、友田オレ氏の作詞経緯や楽曲にちなんだ企画動画を公開。
  • 2025年7〜8月:店舗・オンラインでリリースイベントを連続展開。チッケム動画投稿キャンペーンや、ダンスプラクティス動画を公開し、UGCを促進。
  • 2025年7月25日〜8月31日: ライブで撮影した動画の投稿を促す「#ラフラフ 2025真夏のチッケムキャンペーン」をTikTok/YouTubeショートで展開。
  • 2025年9月6日: お台場での主催フリーライブを開催。743人以上を動員し、初アルバムと全国ツアーを発表。「半年以内にZepp満員」の目標(覚悟)を宣言。

プロモーションのポイント

  1. 意外性による話題の最大化
    R-1グランプリ王者という、アイドルとは全く異なるフィールドの才能を「作詞」で起用。この異色のコラボレーションがメディアや消費者の初期注目を集め、他のアイドルとは一線を画すニュースバリューを生み出しました。
  2. オフラインの熱狂をオンラインの拡散へ
    リリースイベントや対バンライブの一部を「撮影可能」とし、ファンが撮影したライブ映像を投稿できるようTikTokのハッシュタグキャンペーンを実施。熱量の高いファン体験を、オンライン上で拡散されるUGC(User Generated Content)へと転換させる流れを設計しました。
  3. 継続的なファンエンゲージメント
    約3ヶ月間にわたり、オフラインイベント、オンライン施策、フリーライブを配置。ファンとの接点を継続的に創出し、楽曲への関心と熱量をリリース後も維持・向上させることに成功しました。

夏の覚悟チャレンジと題したキャンペーンでは、夏に挑戦したいことを宣言することでプレゼントがもらえるもの、グループのメンバーも一緒に参加し様々なことに挑戦した。

まとめ

プロモーションは、楽曲を届けるだけでなく、「お笑いもできるアイドル」というラフ×ラフ独自のブランドイメージを体現する施策となりました。ファンを単なる受け手ではなく「共同制作者」として巻き込むことで、コミュニティの熱量を高め、持続的な成長に繋がる強固な関係性を築き上げた好事例です。

CHORDの担当領域

  • プロモーション設計/PRプランニング
  • コンテンツ運用(ダンスプラクティス動画およびショート動画の制作・編集・ディレクション)
  • SNS施策実行管理(リリイベ導線、オンライン企画の補完設計、SNS告知のクリエイティブディレクション)
  • 成果モニタリングと次章(アルバム/ツアー)への送客シナリオ設計