アイドル×お笑いライブイベント・プロモーション

“アイドル×大喜利×ライブ”という異種掛け合わせのイベント、「アイドル天下一大喜利武道会Round2」を、チケット完売→追加販売→満員開催まで滑らかに導いたプロモーション設計。
観客参加型「大喜利4連単」キャンペーンで事前熱量を可視化し、当日をピークに事後PRでの認知拡張まで一気通貫で仕上げた。会場はヒューリックホール東京で満員開催、主催のラフ×ラフが“リベンジ優勝”。次回はTIF2025での開催決定へと物語を接続した。
現状・背景・課題・目的の整理
- 背景/状況
アイドルの対バンや定型ライブが日常化し、“どの公演に行くか”の選択理由が曖昧になりがち。差別化は「出演者の豪華さ」だけでは限界。 - 課題
①話題の“初速”をどう作るか ②チケット完売までの動線設計 ③当日体験を事後の認知拡張へ繋ぐ経路。 - 目的
①新しい切り口でのイベントを開催することで、既存のアイドルファンだけでなく、お笑いファンなど、アイドル現場に参加したことのない消費者にも訴求・参加を促す。 ②販売の山(先行→一般→当日)を綺麗に作り切る ③事後PRで非来場者にも記憶を残す。
実施したこと(タイムライン=事実)
- 5/28〜6/11:チケット一般受付(抽選)を告知。以降、一般販売(先着)→完売→機材席等の追加販売と段階的に山を作る設計。
- 7/7:本戦連動の観客参加型「大喜利4連単」キャンペーンを始動。匿名の大喜利回答を読んで順位を予想→最前列アップグレード特典という“事前参加の理由”を用意。
- 7/15:通常販売分完売→追加販売決定をニュース化し、迷っている層へ“最後の一押し”。
- 7/18:ヒューリックホール東京で開催(ラフ×ラフ、わーすた、ideal peco、新居軍団ほか出演)。
- 7/22:事後PRで満員開催/主催ラフ×ラフのリベンジ優勝を発表。次回はTIF2025で開催という次章のフックを設置。

参加アイドルやラフラフメンバーの告知ショート動画を日々作成し投稿
プロモーションのポイント
- ニュース価値の明確化 → “行く理由”を先に作る
“アイドル×大喜利×ライブ”という企画フォーマット自体をニュース化。来場体験の中核に“大喜利”を置くことで、従来のライブ告知とは異なる動機形成が可能になった。 - 参加設計(UGCの前哨戦)で事前熱量を可視化
「大喜利4連単」キャンペーンで、イベント前から読み・考え・投票する関与を作る。参加者は当日の“推し回答”を持って会場入りするため、会場リアクションが強くなる。 - 販売の山を“ニュース”で積み上げる
抽選→先着→完売→追加販売までの各フェーズをメディア化。残席情報を“希少化の物語”に翻訳し、認知→行動への変換効率を高めた。 - 事後PRで非来場者にも記憶を残す
満員開催/主催の優勝というエモーショナルな結末を公式リリースで言語化。次回開催(TIF2025)を同時に掲げ、単発イベントからシリーズ企画へと拡張。
まとめ
- 事前はショート動画や“参加できる企画(4連単)”で熱量の土台を作り、販売は段階的な完売演出で行動転換を促進。現場は大喜利×ライブで体験差を出し、事後は優勝×満員を次回開催へブリッジ。
- これにより、「行く理由→行った価値→次も行きたい」という再現性の高いカスタマージャーニーを構築できた。
CHORDの担当領域
- プロモーション設計/PRプラン(告知〜完売〜事後PRのストーリー設計)
- 観客参加型キャンペーン企画・実行(「大喜利4連単」)
- クリエイティブ・SNS運用設計(販売告知、当日〜事後の可視化運用)
- 成果モニタリングと次回(TIF2025)への送客シナリオ設計